運営方針
・多機能型教室
児童発達支援を利用していたお子様が小学校に入学しても、今までと変わらない場所で放課後デイサービスを利用していただくことができます。
長期的な視点で療育に取り組んでいただけます。
・知能改善訓練の重視
「知能改善」と言うと仰々しく聞こえますが、基本的には文字やプリントでは表せない、お子様の認知力・想像力を重視した取り組みをしております。

たとえば、どこにでもあるぬり絵やお絵かき。
自由に描いていただくのではなく、できる限り模写や枠の中に線を入れる、文字を入れるなど、一定の制約を理解していただけるように進捗管理してご支援をしております。
描けた、できた、ではなく、どこまでどのように描いているのかを確かめて、ご両親にご報告していくことも重要と考えております。
たとえば身近で、どこにでもあるボール投げ。
知育・知能という観点からは、
・最初にボールに反応すること
・ボールが転がることを認識・理解できること
・次いで転がっているボールを追いかけること
・そのボールを捕まえられること
・しっかり持って投げられること
・方角を意識できること
・ちょうど良い加減で投げられること
・投げたボールを認識してキャッチできること
など、さまざまな段階に応じた記録をとって、進捗を管理しております。
たとえできなくても、叱らずに「もう少しで出来たね!」と常にほめてあげることを重視しております。
小学生のお兄ちゃんお姉ちゃんになれば、学習も重要な要素となってきます。もちろんその補習や独自のプリントでの学習もおこなっていきますが、その根拠の説明だけでなく、模型や社会の類型で例えてお伝えしていきます。
・周囲との関わりを重点に療育やルールを吸収する力の充実

ルールってなんでしょうか?
・整理整頓・挨拶・感謝の気持ち・身だしなみ・トイレ・約束を守る・時間を守る
など、さまざまな事柄が浮かぶと思います。
これらの社会に出ていくための最低限のルール、というものを一つひとつ、丁寧に、何回も、繰り返して学んでいきます。
それはただ単に注意する、ほめるというものではなく、いかにそれを自発的にできるように促していくか、が療育になってくると思います。
整理整頓も、ただ単に「片付けなさい」ではなく、自ら片付けたくなるようにあらゆる手段を考えながらお子様の心の琴線に触れる働きかけをしていきます。
そして、その療育をベースにして、ルールを守っていくという学習をしていきます。 社会のルール、対人関係のルール、集団のルールなどを徐々に学んでいただきます。
たとえば対人関係のルールにおいては、あいさつをするというだけでなく人の嫌がることをしない、相手の感情を思いやるなど、あいさつをするというルールの上に、さらなる社会生活での気持ちよく過ごせるルールの習得に向けていきます。
それをくり返し行い、出来たことを重要にほめてあげることのトレーニングにつなげていきます。